護身術におけるメンタリティ②

「真面目」「勤勉」「誠実」…一般的に日本人はこういったイメージですよね。
しかし、日本人は相手しなくてもよい面倒な人に対しても真面目に受け答えしてしまう人が多く、どんどん面倒な方向に引きずられる傾向があります。
護身術の基本は「危険に近づかない、いち早く逃げる」ことです。
なので、トラブルになりそうな相手からはなるべく早く物理的・精神的な距離をとる必要があります。
ただ、いきなり話しかけられて「怖い!!」と思ったり「びっくり」すると、ついつい質問に正直に答えてしまい、相手のペースにはまる悪循環に陥ってしまいがちです。
こういった場合の対応方法は…
例えば迷惑な勧誘電話がかかってきたとします。
非通知や海外からのあやしげな番号であれば、電話をにでない(=無視)ですよね。
仮に電話に出てしまってから「めんどくさい」と思えば、「あれ?電波の入りが悪いな、もしもーし!!」と芝居したりして切ってしまえばよいのです。
これは、目の前に人がいる場合でも同じです。
基本は「無視」です、ひたすら無視です。
相手のペースにはまらないためには、これがベストな方法です。
それでも、しつこく付きまとってくる…
そういった場合も、相手の質問に正直に答えてはいけません。
対応方法の例としては
●外国人のフリ(ワタシ、ニホンゴワカリマセーン)をする。
●どんな質問にも同じフレーズで押し通す
「ちょっと時間ある?」→「わかんなーい」
「待ち合わせか何か」→「わかんなーい」
「どこ行くの?」→「わかんなーい」
●相手が想定していない答えを返す
「どこ行くの?」→「警察」
「おっさん、金貸してよ」→「今日はいい天気だなぁ」
「こいつアホかっ!!」と思われてもいいので、とにかく質問には答えないことが重要です。
別に面接をやっているわけでもないし、こちらには相手をするメリットはひとつもないのですから、いち早く去ってもらいましょう。